- 2002/1/16 「医者井戸を掘る」 中村哲 石風社
- 今回の「出来事」がなければ、まったく注目されることがなかったということが、逆に、今回のような注目のされ方は大きな誤解につながるということになる。
少なくとも、このように地道で真摯な活動の報告を前にしては、どこかの評論家よろしく、突然饒舌に、見てきたようにアフガニスタンを語りだすことは恥ずべきことに違いない。
- 2002/1/8 「世界は「使われなかった人生」であふれてる」 沢木耕太郎 暮らしの手帖社
- 父が亡くなった時にたまたま読んでいた本です。何となく運命的なものを感じてしまいました。それだけのことですが・・・
内容は「暮らしの手帖」に連載された映画批評の抜粋ですが、著者特有の「ささいなことに重いリアリティを見てしまう」性癖のせいで、普通の評論家の映画解説などとは比較にならない
充実した内容になっていると思います。
- 2002/1/8 「ビッグファットキャットの世界一簡単な英語の本」 向山淳子 幻冬舎
- 英文の構造を、A→BとA=Bという基本型で捉えれば、ほらね英語なんて簡単でしょ!というわけで、
英文法不要と言う売り文句で、英文法を教えるタイプの「英語本」。とにかく簡単な長文を読むことを薦めるのが特徴。
もう一つのタイプは「英語は絶対、勉強するな!」(鄭讃容 サンマーク出版)に代表される「英語の聴力を作る」タイプ。
とにかくテープを聞き流すことを薦めるのが特徴。もちろん、どちらも好著ですが、書いてある通りに実行するにはかなりの努力が必要です。
先頭へ
前ページに戻る