暇人肥満児の“この本を読め!”
暇人肥満児お勧めのコーナーです

1999年度上半期 1999年7月1日発表
「パパ助けてくれ助けてくれ」
赤池学 他
TBSブリタニカ
環境問題への関心が高まる中で企業としての姿勢と存在意義を考えさせてくれる本。同著者の「メルセデスベンツに乗るということ」「世界で一番住みたい家」「ぬくもりの選択」いずれもおすすめの名著。
「オンライン書店の誘惑」
津野海太郎 編
晶文社
ドットコムビジネスの草分けアマゾンに代表されるインターネット書店の現状を知る本。休日に書店に足を運ばずにはいられないという方は一読の価値あり。
「魍魎の匣」
京極夏彦
講談社
京極堂の不条理の世界の極北。ただし第1作から順番に挑戦するのがお勧め。現在全7冊5000ページ近いので連休に読むのが無難。絶対にはまる。
「天使の囀り」
貴志祐介
角川書店
デビュー作「黒い家」の方が人物の怖さはあったがストーリーとしてはこちらの方が断然怖い。鈴木光司「リング」3部作の映画の内容に不満を持った方にはお勧め。
「火星の人類学者」
Oサックス
早川書房
サヴァン症候群に代表される知的障害が「障害」ではなくむしろ「個性」であることを納得させてくれる実話。人知を超えた「天才」達のものがたりは感動物で理屈抜きに面白い。
「古事記の暗号」
藤村由加
新潮社
「人麻呂の暗号」から続く、日本古代史を「朝鮮語」で読み解くシリーズの集大成。日本語の表向きの意味の裏に、朝鮮語による呪詛が込められているとしたら。
「じみへん」
中崎タツヤ
ビッグコミックスピリッツ
たかだか見開き2ページの漫画の中に、虚無や退廃、風刺等の哲学的思想と悲惨な幼児体験の歴史的背景を織り込んだ風に見せかけた単なる漫画。



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